NEXTA MAGAZINE

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/ 2023.10.13

  • SE 構法

リビング階段の実例集-おしゃれな間取りを叶えるためのメリット・デメリットも解説

玄関ホールなど部屋を出た部分にあるのが一般的だった階段を、リビングに設置する「リビング階段」。居住空間に一体感が生まれ、家族とのコミュニケーションが深まる空間づくりができるとして人気を集めています。

その一方で、「匂いや音は?」「冷暖房効率は悪くなる?」などの疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、リビング階段を取り入れたおしゃれな間取りの実例を元に、リビング階段のメリットやデメリット、注意点について解説していきます。

【実例】リビング階段を取り入れたおしゃれな間取りを紹介

おしゃれ空間を叶えるリビング階段。リビング階段の配置によって、リビングの見え方は大きく変わります。リビングの中央や奥にリビング階段の配置を変えることで、家族とのコミュニケーションが取りやすくなったりインテリアの効果を楽しんだりするなど、リビング階段の間取りはさまざま。

こちらでは、Modula世田谷経堂とModula奥沢のリビング階段を取り入れた間取りをご紹介します。

実例1:吹き抜け×リビング階段で開放的な空間をつくる「Modula世田谷経堂」

リビング階段で広々とした空間を演出する「Modula世田谷経堂」

自然と家族が集いたくなるようなリビング。窓から差し込む光は階段の隙間を通り、優しいぬくもりが室内を包み込むでしょう。

ロフトではしゃぐ子どもの声や足音、「コトコト」「トントン」とリズムよく奏でる料理音を聞きながら過ごす。何気ない家族の日常の音に幸せを感じられそうですね。

実例2:自由なレイアウトを楽しむ「Modula奥沢」

家族と会話する時間が楽しくなる「Modula奥沢」

自然と家族が顔を合わせるリビング階段からは、「いってきます」「おかえりなさい」などの言葉が聞こえてきそうです。

リビング階段を奥にすることで、自由に家具をレイアウトできます。季節やそのときの好みに合わせ、インテリアの配置を変えるのも楽しそうですね。

階段の種類|鉄骨素材ならおしゃれでスタイリッシュ

※写真の施行事例について詳しくは以下のページをご覧ください
実績ギャラリー|【SE構法】練馬区注文住宅

リビング階段はリビング全体のカラーやテイストと合わせると、統一感のあるおしゃれなリビング階段に仕上がるでしょう。

とはいえ、階段にはさまざまな種類・デザインがあり、どれを採用するかによって与える印象は異なります。住宅の階段に用いられることが多い形状としては、直階段・かね折れ階段・らせん階段などがあり、デザインとしては箱型やひな壇タイプ、スケルトン階段などが挙げられます。

なかでも鉄骨素材を使用したスケルトン階段は、デザイン性が高く、おしゃれでスタイリッシュな印象を与えます。

設置場所によっては日光を遮断してしまい、室内が暗くなってしまうこともあるリビング階段も、スケルトンなら明るいリビングが実現可能です。

※スケルトン階段について詳しくは、以下のページをご覧ください
スケルトン階段のデザイン実例と施工方法や注意点を解説

リビング階段の一般的な間取りとは

※写真の施行事例について詳しくは以下のページをご覧ください
実績ギャラリー|Collection No.057【SE構法】Modula駒沢大学

リビング階段のメリットやデメリットを踏まえたうえで、リビングのどの部分に設置すべきなのか、一般的な間取りについてみてみましょう。

家具のレイアウトが自由な「リビングの入り口付近」

リビングに入ってすぐの場所に階段を設置する間取りです。

中央や奥側に設置するパターンと比べてリビングを通る距離が短いため、プライバシーが気になる方におすすめ。また階段への導線が短くなることから家具のレイアウトが自由になり、あまり広さがないリビングにも適している間取りといえるでしょう。

自然と家族が顔を合わせる「リビングの中央」

リビングの中央部分に階段を設置する間取りです。

中央にリビング階段を設置することで、家族の出入りに気づきやすくなります。また、家族が顔を合わせる機会も自然と増えるため、会話をするきっかけになるでしょう。

ただ、ソファやテーブルなどの大きい家具のレイアウトが難しくなる場合があります。リビングの面積を大きく設けたり、導線を邪魔しない家具のレイアウトを計画しましょう。

コミュニケーションを取りやすい「リビングの奥側」

リビングの入り口から遠い場所に階段を設置する間取りです。

中央部分に設置するよりも家具のレイアウトが自由。さらに入り口から遠いため、人の出入りを感じやすいでしょう。家族と会話する機会も増えますが、来客時もリビングを大きく横切る必要があります。リビングの様子が見えないように家具を配置して、プライバシーを確保しましょう。

リビング階段のメリット

※写真の施行事例について詳しくは以下のページをご覧ください
実績ギャラリー|Collection No.060【SE構法】Modula奥沢

以前は、玄関ホールに階段を設置する間取りが主流でしたが、近年はリビングのなかに階段を設置する「リビング階段」が人気です。

なかにはスタイリッシュな鉄骨階段を採用して、インテリアの一つ・空間のアクセントとして設置されているリビング階段も人気が集まっています。
こちらでは、リビング階段のメリットをご紹介します。

開放的な空間を作りやすい

一般的なリビングはリビングの外に階段と廊下のある間取りです。しかし、リビング階段の間取りでは廊下部分をリビングへ取り込むため、開放感が生まれます。

鉄骨を採用したスケルトン階段などの圧迫感がない階段を取り入れると、さらに広々としたリビング空間の演出が可能。リビングの雰囲気を上の階にも届けられるため、家全体が明るく暖かい雰囲気に包まれます。

吹き抜けとの相性が良い

「吹き抜け×リビング階段」で視線を上に向けたときにさえぎるものがなく、より開放的な広さを感じられます。天井が高くなり、広々とした居心地の良いリビングが実現するでしょう。

スキップフロアと組み合わせておしゃれなリビングに

※写真の施行事例について詳しくは以下のページをご覧ください
実績ギャラリー|Modula深沢Ⅱ

リビング階段を設置する際は、スキップフロアと組み合わせる間取りもおすすめです。スキップフロアとは、床の高さをずらして各階の間に中間層をつくる間取りのこと。

段差で部屋と部屋を仕切るので、壁や扉はほとんどなく圧迫感がありません。リビングのなかに奥行きが生まれ、実際の面積よりも広く感じられるおしゃれなリビングができます。

※スキップフロアのリビングについては、以下のページをご覧ください
スキップフロアのリビングがある家‐都内での実例と注意ポイント

コミュニケーションの機会が自然と増える

リビングが1階にあるリビング階段の間取りでは、2階に上がるときはリビングを通る必要があり、必然的に家族と顔を合わせる機会が増えます。そのため、家族とのコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。

またお子さまが成長すると、自分の部屋で過ごす時間が長くなることも。リビング階段なら、階段を通るたびにお互い顔を合わせるので、会話をするきっかけにもなります。

リビング階段のデメリット・間取りで気を付けること

おしゃれで家族が自然と笑顔になるリビング階段ですが、デメリットもいくつかあります。念願のマイホーム完成後に後悔しないために、リビング階段を導入する前にデメリットも把握しましょう。

冷暖房の効率が悪くなる

通常のリビングに比べて空間が広くなるため、冷暖房の効率が悪くなる場合があります。

ただし昨今では、断熱性や気密性が格段に改善され、断熱性能の新しい設計基準の住宅が増えています。少ないエネルギーの消費でも過ごしやすい室温に保たれているので、冷暖房の効率を大きく心配する必要はないでしょう。

匂いや音が気になる

リビング階段は1階と2階がつながっているので、匂いや音が上の階まで広がりやすくなります。2階の自室で勉強や作業をしているときに、キッチンからの匂いやテレビの音が気になることも。

匂いや音をできるだけ防ぐために、キッチンから離れた場所にリビング階段の設置や防音性のある扉やカーテンを取り付けるなどの方法を導入してみましょう。

プライバシーを確保しにくい

自室が2階にある場合、必ずリビングを通る必要があります。家族の友人や来客と顔を合わせることになり、少し気まずいと感じる方もいるかもしれません。

また、生活しているリビング空間を他人に見られるという恥ずかしさもあるでしょう。階段の設置場所をリビングの入り口付近にすることで、リビングを通る距離を短くできます。

リビング階段の配置場所に気を付ける

上の階への移動を楽にしたい場合は中央、リビングをすっきり見せたい場合は入り口や奥側の設置がおすすめです。利便性を高めるために、玄関からリビング階段までの動線・通路の幅を考慮して設置場所を検討しましょう。

Modula×SE構法ならリビング階段で開放的な空間、長く安心して暮らす家を叶える

リビング階段、とくにスタイリッシュな鉄骨階段は、家全体に開放感が生まれ、明るく暖かい心地よい間取りになります。吹き抜けやスキップフロアとの組み合わせや、階段の種類・デザイン・配置場所をこだわることで、おしゃれなリビングになるでしょう。

ただ「リビング階段があるような大空間の間取りでは耐震性に不安があるのでは?」と、思う方もいるかもしれません。

優れた耐震性と設計自由度の高さを兼ね備えたSE構法で建てる木造住宅「Modula」であれば、耐震性能を損なわずに、開放的で長く安心して暮らせるリビング階段のある理想の住まいが実現します。

※SE構法について詳しくは以下のページをご覧ください。
Modula×SE構法

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