NEXTA MAGAZINE

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/ 2023.11.10

  • SE 構法

地震で建物倒壊が起きやすい原因は?家族が暮らす大切な家を守る方法を解説

日本は地震大国であるため、家づくりにおける地震対策は気になるところ。地震に強い住宅をつくるためには、目に見えない部分の構造が重要なポイントです。

この記事では、地震で建物倒壊が起きやすい建物の特徴・家が崩れないための対策について解説します。さらに、優れた耐震性を持つデザイン性の高いModulaの実例もご紹介しますので、ぜひ家づくりの参考にしてください。

地震で倒壊しやすい建物の特徴

地震による住宅の倒壊は、家の中だけでなく周辺に被害が及ぶ恐れがあります。こちらでは、地震で倒壊しやすい建物の特徴を解説します。

旧耐震基準で建てられた建物

そもそも耐震基準とは、一定の強さ(地震)に耐えられるよう、建築基準法が定めた基準で、大地震が起こる度に見直され改正しています。

1981年5月31日までに建築された建物は旧耐震基準に該当し、「震度5強程度の中規模地震を受けた際に、建物の被害を受けない」という基準でした。想定する被害は、建物が破損しても修理すれば生活できる程度です。

ただ、震度6以上の地震が起きた場合、旧耐震基準の建物は耐えられない可能性が十分にあります。実際、1995年に発生した阪神・淡路大震災では、1981年以前に建てられた耐震性が不十分な建物に被害が集中していたと、国土交通省が報告しています。

新耐震基準・2000年基準との違い

1981年に6月以降に建設された建物は新耐震基準に該当し、「震度5強程度の中規模地震ではほとんど損傷がなく、震度6強〜7程度の大規模地震で倒壊しない」という基準が定められています。旧耐震基準よりも、さらに耐震性に関する規定を強化しました。

阪神・淡路大震災においても旧耐震基準の建物は大きな被害を受けましたが、新耐震基準の建物は軽微または無被害であったと報告されています。

そのほか、木造住宅においては「2000年基準」があります。2000年に制定されたもので、阪神・淡路大震災で多くの木造住宅が倒壊したのをきっかけに見直された基準です。

地震によって建物が倒壊するメカニズム

地震による建物が倒壊する原因は主に「強い揺れ」「繰り返しの揺れ」「共振現象」の3つです。ここでは、どのようにして地震によって建物が倒壊するのか、そのメカニズムについて解説します。

強い揺れ

地面から建物に伝わる揺れが大きいほど、建物へのダメージも大きくなります。強い揺れにより、建物の基礎や壁、柱、土台などの構造耐力上主要な部分が崩れ、建物が倒壊します。

繰り返しの揺れ

日常的に繰り返される小さな揺れにも注意が必要です。建物にダメージが蓄積され、少しずつ建物の耐震性は弱くなります。また大きな地震が発生したあとに繰り返される余震によっても、建物倒壊を引き起こしやすくなるのです。

共振現象

共振現象とは、地震の揺れの周期と建物の固有周期(建物が1回揺れる時間)が一致することで、より建物の揺れが増幅される現象です。

基本的に、地震の周期の長短により建物の影響の受けやすさは変わります。高さの低い建物は短い周期の揺れ、高い建物は長い周期の揺れで共振が起こりやすくなります。

家が崩れないために取り入れたい対策

大切な家が地震で倒壊しないためには、以下のような対策を取り入れるのもおすすめです。

※家族を守る、地震に強い家の特徴については以下の記事をご覧ください
地震に強い家の特徴を知る|家族の安心とこだわり、2つのポリシーを貫く最適解は?

構造計算で安全性を確かめる

構造計算とは、建物全体・積雪時・家具を置いたときなど、それぞれの重さによる建物の変形や生まれる応力を計算し、建物の安全性を確かめます。確認することで、地震などの災害が起きても倒壊・変形を防ぐ、災害に強い建物が完成します。

ただ、使用する部材や接合方法などが異なるため数値化が難しかったり、構造計算のスキルを持つ人材が少なかったりするなどから、2階建て以下の木造住宅は構造計算が義務化されていません。

SE構法では全棟に構造計算を採用し、建物の安全を化学的に確認します。さらに基礎にも構造計算を取り入れ、より安全性の高い住まいを実現するのです。

適した耐震構造を選ぶ

建物の地震対策は、「耐震」「制震」「免震」の3つです。それぞれの構造の特徴・違いについて解説します。

建物の強度を高める「耐震」

耐震は、建物自体の強度を高めて、地震の揺れによる倒壊や損壊を防ぐ構造です。建物の強度を高めるために、耐力壁を増やしたり柱や梁を太くしたり、部材の接合部を金具で補強します。比較的コストが安く最もポピュラーな構造で、実績による効果が証明されています。

地震の揺れを吸収・抑制する「制震」

制震は、建物内で地震の揺れを吸収・抑制する構造です。建物の内部に、制震ダンパーと呼ばれる制震装置を設置し、地震による揺れを小さくします。

繰り返しの揺れにも効果を発揮し、地震後のメンテナンスがほとんど必要ありません。高層ビルやマンションなど高い建物は、上階ほど大きく揺れる傾向にありますが、制震構造であれば揺れの増幅を抑えられます。

地震の揺れを建物に伝わりにくいようにする「免震」

免震は、建物と地盤の間に装置を設置して、地震の揺れを建物に伝わりにくくする構造です。免震装置で、地震の力を受け流して建物の揺れを軽減できます。

横揺れに強く、比較的大規模な地震にも対応が可能です。公共施設や鉄道の高架下建築物などに採用されていますが、一般住宅にも取り入れるケースが増えています。

「SE構法」なら大地震にも耐える住まいを実現

実績ギャラリー|Collection No.077【SE構法】Modula久我山

吹き抜け・ビルトインガレージ・窓の多い家などのおしゃれなデザイン・間取りは、耐震性を気にする方もいるでしょう。圧倒的な強度を生み出す「SE構法」なら、家族が安心して暮らせる住まいを叶えます。

SE構法では、強度が強く品質が安定している「構造用集成材」を使用。地震や台風などの自然災害によって建物にどのような力が生じ変形するかを計算し、科学的に安全性が確認された上で建てられます。そのため、柱や間仕切壁の少ない大空間の間取りでも、安全性を確保したままデザイン性の高い家を実現します。

※SE構法の詳細は以下の記事をご覧ください
Modula×SE構法

優れた耐震性はそのまま-おしゃれでデザイン性の高い「Modula」の実例

耐震性に優れた家にする場合、自由度の高い大空間を諦めることも。しかしModula×SE構法であれば、安全性はそのままでおしゃれな間取りが叶います。

こちらではデザイン性の高い間取り・安心できる暮らしを実現する、Modulaの実例をご紹介します。

実例1:家族の自由な暮らしを提案する「Modula世田谷経堂」

※写真の施工事例については以下のページをご覧ください
実績ギャラリー|Collection No.070【SE構法】Modula世田谷経堂

キッチンで料理を楽しんだりリビングで読書に集中したり、家族が自由に過ごせるLDK。スタイリッシュな鉄骨階段で、よりおしゃれでデザイン性の高い空間をつくります。

リラックスできるロフトでは、あなただけの空間ができます。観葉植物やヨガなど、楽しみ方は無限大です。

天気の良い日には、暖かな太陽のぬくもりを感じながら読書を楽しんだり、お気に入りのコーヒーでホッと一息ついたり…。自然の香りを味わいながら過ごす週末も良さそうですね。

実例2:ガレージで好きな空間をつくる「練馬区注文住宅」

※写真の施工事例については以下のページをご覧ください
実績ギャラリー|施工実績【SE構法】練馬区注文住宅

耐震性が気になりやすいガレージのある家も、Modulaならデザイン性の高い空間を実現できます。お気に入りの車やバイクを並べて眺めたりお手入れをしたりするなど、趣味を存分に楽しめるでしょう。お酒を飲みながら愛車を堪能する、贅沢な時間も過ごせます。

帰宅してすぐ目に留まる愛車は、日々の疲れが吹き飛びそうです。また、広々とした玄関にはたくさんの収納スペースが。玄関をスッキリ収納することで、ガレージの様子がより美しく映えます。

鉄骨階段を取り入れることで、開放的な空間を叶えます。家族と過ごす大切なひと時や気心の知れた仲間とホームパーティーを楽しむ。暖かい日差しのもとで、笑顔の絶えない毎日を過ごせそうです。

建物の強度で倒壊を防ぐ「Modula×SE構法」で長く安心して暮らせる住まいを

建物の強度を高めることで、地震による建物倒壊を防ぎ、家族が長く安心して暮らせる住まいが実現します。

優れた耐震性はそのままに、おしゃれでデザイン性も重視した住まいは、SE構法を取り入れた木造住宅「Modula」が叶えます。

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