リビングを広く見せる方法ー都内の実例と狭く感じさせないポイント
家族が集まり、多くの時間を過ごす場所。
気の合う仲間を招いてホームパーティーを開く場所。
居心地の良い時間を過ごすために、広いリビングがあると素敵ですね。
都内で広々とした空間を実現するためには、間取りや内装等の工夫が必要になります。
ここでは、都内で建てた広いリビングのある邸宅の実例をご紹介します。空間を広くとる上での注意点についても解説していきますので、理想の家づくりの参考にしてください。
リビングが広い家【都内での実例】
一軒家を持つならリビングにはこだわりたい!とお考えの方は多くいらっしゃいます。しかし、そもそも広大な土地を確保するのが難しい都内では、なかなか思うようにいかないのが実情です。
それでも間取りに工夫をすることで、広々とした空間づくりが可能になります。
ここでは都内でも叶った「リビングが広い家」をご紹介します。Modulaの住まいの実例をみていきましょう。
空間を広く見せる工夫の詰まったリビングです。リビング階段で天井に抜け感を出すことで、明るく開放的に。
変則的な一続きのLDKで、空間のつながりを保ちつつ角度があるので程よいプライベート感も両立しています。
勾配天井と吹き抜けで空間の広がりを感じるリビングです。上階部分の床がない吹き抜けの窓から陽光が差し込み、明るくさわやかな空間に。
一続きのLDKとテラスが素敵な邸宅。見晴らしが良く視界が抜けるぶん、実際の床面積よりも広々としたリビングに感じられます。
テラスをアウトドアリビングにすれば、たくさんのお客様を呼んでのホームパ―ティーも可能ですね。
勾配天井と吹き抜けで縦方向、仕切りのない間取りで横方向、すべてが広々としたリビングです。
アイランドキッチンや建具の色味も圧迫感のないホワイト系。建具とマッチした床材も区切りなく一面に使用し、開放的で広がりを感じるリビングになっています。
狭い土地でもリビングを広く感じさせるコツ
実例でご覧いただいたように、間取りやインテリアの配置等を工夫することで、床面積が広くなくても視覚的に広く見せることが可能です。
ここでは都会の住宅地など、広い床面積を確保できないケースでもリビングを広く感じさせるための、間取りや内装のコツを詳しく解説していきます。
間取りや空間づくりで広々
広さを演出するのに大切なのは「見通せる空間を設ける」こと。リビングを広く見せるために、次のようなポイントを抑えておきましょう。
天井の高さを出して開放的に
リビングの天井の高さを出すと空間が縦に広がり、全体が広々と感じられます。
屋根の勾配に合わせて天井を斜めにする「勾配天井」や、天井の中央部分を一段高くとる「折り上げ天井」にすると、空間の高さを確保できます。
1階から2階へ上がる階段部分を「吹き抜け」にするデザインも高さが出ていいでしょう。吹き抜け部分や勾配天井の上部に高窓を設置することで、明るい光が取り入れられより開放感が生まれますね。
天井の高さにコントラストがあると、天井の高い部分は開放感が生まれ、低い部分は落ち着いた雰囲気に。
照明と組み合わせることで、変化に富んだハイセンスな空間が演出できるでしょう。
吹き抜けがある家について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
※吹き抜けがある家のメリットデメリット
LDKを壁や柱で隔てずひと続きの空間にする
床面積を広く設けていたとしても、キッチンや居間、廊下等を個々に区切ることで、一つひとつの空間は狭くなるものです。
LDKを壁や柱で隔てず一続きにすると視界が抜け、広い空間に。視界を遮るもののない、開放感のあるリビングになります。
また、廊下や階段ホールをなくし、リビングのある階をワンルームのような間取りにすることでも、大空間のリビングが実現します。
窓の高さ・幅を大きくとる
リビングに設置する窓の高さや大きさを工夫することで、より広々とした空間を演出できます。
窓の高さや幅を大きくとることで、天井を高く感じる効果が得られます。壁の面積が少なくなるため、圧迫感も軽減されます。外からの光も入りやすくなるため、明るくて温かみのある雰囲気に。
日当たりや風通しが良くなり、快適に過ごせるリビングになるでしょう。
※リビングに大きな窓のある空間の実例はこちらをご覧ください
リビングに大きな窓のある家の実例集
テラスと繋げて空間の広がりを演出
室内だけでなく、外との繋がりを設けることで生まれる開放感。LDKから直接出入りできるテラスを設置すると空間の広がりを演出できます。
テラスとLDKをつなげる場合は、テラスとリビングの床の色合いを合わせることでさらに広く見せる効果があります。
内装・インテリアの配置でリビングを広く見せる
内装やインテリアの配置の工夫でも、リビングの圧迫感は軽減できます。間取りと一緒にあらかじめイメージしておくとスムーズですね。
内装材の色は明るいものを選ぶ
暗い色よりも明るい色に囲まれている方が、より空間が広く見える効果があります。ホワイトやベージュ系など色味は膨張色といって、輪郭がぼやけるぶん、実物よりも大きく見える色です。
反対に、暗めの色は引き締まってシャープに見えます。フローリングや天井、壁、建具などには膨張色を採用することで、広々と感じられる効果があるのです。
同じ床面積でも全く異なる見え方となるので、リビングを広く演出したい場合は、内装材の色を重視してみましょう。
家具はロースタイルを意識
ロースタイルの家具を配置することで、壁の見える面積が広くなり、空間により開放感が生まれます。
また、ロースタイルであれば、ブラックやブラウンといった暗めのカラーの家具を選んでも、視界に入る分量が少ないため圧迫感は抑えられます。インテリアに高級感、重厚感が欲しい場合はロースタイルで取り入れてみるのがいいでしょう。
一般的なロースタイルの家具サイズは、高さ60cm以下のものを指すことが多いようです。ソファーやテレビボード等の大きめの家具は、ロースタイルを選択してみてください。
隠す収納で余計なモノを表に出さない
収納場所を大きくとることで部屋がキレイに片付き、スッキリとした空間が生まれます。来客の多い家の場合は、生活感を表に出さないよう収納を増やすと空間の管理も楽になりますね。
シンプルなインテリアで統一する
インパクトのあるデザインのインテリアは、華やかではありますが、一つひとつの主張が強く、存在感が大きいものです。
広く見せることに重点を置くなら、シンプルなインテリアの方が空間に馴染みやすく、リビングがスッキリとした印象になります。
広いリビングを作るなら耐震性を考えて
都心部の住宅地でリビングを広く作ろうとすると、一続きのLDKにしたり、階段ホールや廊下を無くしたりと間取りに工夫をして大空間を作る必要があります。そのぶん柱や壁の数が減るため、住宅の耐震性を高める工夫が必要です。
大空間が揺れに弱い理由は
リビングに広い空間を設けることで、耐力壁を配置できる箇所が減ります。
一般的な建物の構造は、真上からの力や重みに対しては強く、横から加わる力に対しては弱い特徴があります。地震や強風による揺れは、横方向の力が加わることが多いため、住宅を支える柱が変形しやすい状態になります。
そのため揺れに強い家にするためには、横から加わる力に強い耐久壁の配置が必要なのです。
しかし、空間を広く取ろうとすると、耐力壁の数は少なくなります。弱い部分に集中して揺れによる衝撃が加わってしまうと、最悪の事態が生じる恐れも。
リビングの耐震性を上げるには?
大空間リビングの家を実現するためには、耐震性を上げることが重要です。ここでは、地震などの揺れに強いリビングを作る秘訣をご紹介します。
リビングを2階に配置する
地震が発生した場合、2階に比べて1階の方が地震による力が大きく作用するという特徴があります。1階は屋根と2階に作用する力を支えなければならないため、より大きな力がかかりやすいのです。
耐震性の高い「SE構法」なら大空間・大間口でも安心
確実に耐震性を高めるためには、耐震性の高い工法を選択しましょう。
耐震工法のなかでも注目したいのが、質の高い構造材と独自に開発したSE金物を用いた、木造ラーメン構造の「SE構法」。柱や梁そのものをお互いに剛接合して、強固な構造を作る工法です。
SE構法の耐久フレームは、同じ木造の一般的な工法の耐力壁に比べて、壁強度は約3.5倍。独自開発の強靭な集成材とSE金物を組み合わせることで、木造でも鉄骨造なみの強度を誇っています。
剛接合された骨組みによって、柱の数が少なくても充分な強度が保てるため、大開口や大空間でも耐震性を損なわない建築が可能となるのです。
SE構法について詳しくはこちらのページをご覧ください
※Modula×SE構法
「都内で広いリビングの家」もModulaなら叶う。美しさと安全性の両立
広いリビングの家で暮らしたいから、一軒家を建てよう。そう思われている方も多いのではないでしょうか。
壁や柱を極力なくし、空間を広くつくることで開放感が生まれ快適な空間ができる反面、住宅の耐震性が重要になります。
Modulaで、美しさと安全性を兼ね備えた理想の空間が叶います。