NEXTA MAGAZINE

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/ 2023.02.14

  • SE 構法

インナーガレージの間取り-都内での実例と快適なガレージハウスのコツ

住宅の一部に組み込まれ、趣味のスペースとしても活躍する「インナーガレージ」。

都内で理想のインナーガレージがある家づくりを実現するためには、間取りや建築時の工夫が必要となります。

ここでは、都内でインナーガレージのある邸宅の実例とModuraの邸宅にお住まいになったお客様の感想をご紹介します。

インナーガレージのメリットやデメリットについても解説していきますので、家づくりの参考にしてください。

都内でインナーガレージのある家-間取りの実例

海外駐在中は大好きなオートバイとは縁遠い生活だったため、帰国されてからすぐにバイクを購入された施主様。都内にお住まいになる際に、一番重要だったのが「大型バイクをとめられる駐輪場」でした。

日本の賃貸住宅で、大型バイクを置くスペースを確保するのは難しく、コンテナガレージを借りるにしても維持費がばかになりません。「安心してバイクをとめられる家に暮らしたい」そんな思いで選んだのがModulaの注文住宅でした。

バイク好きのオーナーが愛車と暮らす家【お客様インタビュー】

建物の1階部分を広々と使ったインナーガレージ。そして2階のリビングから、階段を降りると、すぐそこに大好きな車とバイクがある暮らしは初めてのこと。

普段はあまりお酒を飲まないのですが、今ではたまにバイクや車を眺めながらお酒を飲んだりしています。その時間は結構贅沢だなと感じました。月2回くらい、そんな時間を楽しんでいます。

ガレージの床に座って愛車を眺めると、視点が低くなるので、いつもと違う景色を味わえるんです。これも、インナーガレージにして初めて気づいた良さですね。

部屋を出てすぐバイクがあって、乗って出かけられる。帰ってきてガレージに入れば、雨も風も、盗難の心配もなく、愛車を保管できる。いつでも愛車と一緒に暮らせるのは、車好き、バイク好きの人にはたまらない環境だと思います。

インナーガレージを見渡せる窓があるこのお部屋は、バイク好きの施主様のために大興ネクスタの設計士がご提案しました。デスクワーク中に視線を上げると、そこには愛車たちの姿が。心和むひとときですね。施主様にとってもお気に入りの場所となっているそうです。

※お客様のインタビューをもっと読みたい方はこちらをご覧ください
バイク好きにはたまらない、今までにない視点で趣味を楽しめる家

ビルトインガレージとの違いは「呼び方」だけ

インナーガレージは、ビルトインガレージと呼ばれることもあります。

どちらかというと、インナーガレージよりビルトインガレージという呼び方が一般的に浸透しているため、聞き馴染みがあるかもしれません。

呼び方は異なりますが、インナーガレージとビルトインガレージの意味合いは同じです。

・ビルトインガレージの「ビルトイン」は「内蔵」や「組み込み」
・インナーガレージの「インナー」は「内部」や「内側」

それぞれの名称には上記の意味があります。
どちらも住宅内に埋め込まれた駐車場のことを指しており、ガレージと住宅が一体になっている建物を総称して「ガレージハウス」と呼びます。

実績ギャラリー|Modula駒込

インナーガレージ(ビルトインガレージ)のメリットは?

インナーガレージは、車が趣味の方はもちろん、車のある環境で快適な生活を送りたいという方にとって、大きなメリットがあります。住宅の外観をスタイリッシュに見せるだけでなく防犯面や悪天候時の車の乗り降りなど、実用的な部分でも魅力的なインナーガレージ。ここでは好まれる理由を解説していきます。

土地が狭くても駐車場付きの家を持てる

インナーガレージは、住宅に組み込む形でガレージを設置するので、土地が狭くても駐車場付きの家を持てるというメリットがあります。

都内は特に、駐車場付きの自宅を持つことが難しいケースが多くみられます。自宅から離れた場所に愛車を駐車しなければならないことに対して、抵抗がある方もいるでしょう。

そこで、インナーガレージを設け、2階部分をリビングにするなど居住スペースを上に広げることで、土地が狭くても駐車場付きの一軒家が叶います。

2階をリビングにすれば日当たり、景観の良さとプライバシーが両立

1階をインナーガレージにしてしまうと、十分な住居スペースがとれなくなくなるのではと心配になる方も多いのではないでしょうか。しかし1階部分を駐車場にすることで、2階をリビングにし、3階を寝室にするなど居住スペースが上へ向かいます。

すると、建物が密集した都内であっても、日当たりが良好で、景観の良さとプライバシーが両立した理想の住宅が実現できるのも大きなメリットです。

住宅の前に道路がある場合などは、1階にリビングがあると外からの視線が気になりますが、2階がリビングであれば歩行者の視線を避けることができプライバシーも守れますね。

趣味のスペースとして大活躍

「趣味のスペースとして活用したい」という理由からインナーガレージを選ばれる方も多くいらっしゃいます。インナーガレージのシャッターやドアを閉めると、完全なプライベート空間に。

車やバイク、アウトドアが好きな方は、インナーガレージ内で思う存分、メンテナンスやカスタマイズをして趣味の時間を楽しめますね。

また、メンテナンスやカスタマイズで使用する道具をガレージ内で保管することもできるので、住居スペースの収納を圧迫しなくても良いというメリットもあります。

悪天候でも車の出入り時に濡れない

住宅内にガレージを組み込んでいるので、悪天候の際に車の出入り時に濡れなくて済むというのもメリットのひとつです。

家のなかから車までというちょっとした移動であっても、雨に濡れたくはないもの。インナーガレージなら、家のなかから車までの距離が近く、家の外に出る必要がないため、移動が容易になります。

実績ギャラリー|練馬区注文住宅

外観に統一性が出てスタイリッシュになる

インナーガレージを設置することで、ガレージが家の一部としてデザインされます。統一性のある外観になり、よりスタイリッシュな印象に。外観は、家の印象を大きく左右するポイントです。

防犯・セキュリティ面で安心

完全に四方が閉じた状態になるインナーガレージは、オープンガレージと比較しても、より防犯性が高まります。外からの侵入を完全に防げるので、不審者が近づけない状態を作れます。

車が外から見えないことで、外出している時間が知られにくくなるといったメリットもあります。空き巣やイタズラの予防にもなり、セキュリティ面でも安心ですね。

愛車を雨風・紫外線から守れる

ガレージに屋根と壁があることで、雨風によって車が傷んでしまったり、汚れてしまうのを防げます。

車が雨や紫外線にさらされていると、徐々に塗装が劣化してしまいます。強風や台風の日は、風に飛ばされてきた物が、愛車に当たってしまうのではないかと不安になることも。

完全にシャッターを閉められるインナーガレージは、オープンガレージと比べても、愛車の四方を完全に雨風から守れるため、車を大切にしたいなら必須項目と考えている方も多いはず。また大型バイクを所有されている方にとっても、完全に四方を守れるガレージは、家づくりの重要なポイントですね。

収納として利用できる

インナーガレージは、収納や物置スペースとしても活用できます。

お子さまのスポーツ用具や釣り道具、アウトドア用品など家のなかに収納すると場所を取るようなものを収納するスペースにピッタリです。通常かさばりやすいタイヤの収納もインナーガレージであれば問題ありません。

オープンガレージのように、外側から中が見える構造でないため、見た目を気にせずに荷物を置いておけるのはインナーガレージならではの利点です。

インナーガレージの間取りを考える際に、収納スペースを確保しておくと便利です。

インナーガレージ(ビルトインガレージ)のデメリット/間取りや建築時の注意点は?

多くのメリットがある一方で、インナーガレージにはデメリットもいくつか存在します。
こちらでは、インナーガレージのデメリットと建築時の注意点について解説します。

1階スペースの居住空間が削られるの間取りを工夫する

インナーガレージは、住宅の1階部分に設置するため、居住スペースがその分減ってしまうというデメリットがあります。そのため、設計の際には間取りの工夫が必要です。

1階部分はほとんど駐車場のためのスペースと割り切り、3階建ての一軒家にするといった対処法を検討しておきましょう。階層を増やすことで、快適な生活スペースを確保できます。

音やにおいがこもらないように注意する

インナーガレージは、住宅と一体になっている構造であるため、シャッターの開閉音や振動、車のエンジン音が振動しやすい傾向があります。

また、シャッターやドアを閉めたままの密室のインナーガレージは、排気ガスがこもりやすく、家のなかまで臭くなるといった問題が起きることも。

解決策として、ガレージ内に換気扇を設置したり、寝室やリビングをガレージから離れた場所に配置するといった間取りの工夫が必要になります。

電動シャッターの場合、保守点検費用がかかる

インナーガレージに電動シャッターを設置する場合は、保守点検が必要となるため、毎年1万円程度の維持費がかかってきます。またシャッターは、評価額に基づいて、固定資産税がかかる部分でもあります。

上記の事情から、維持費は高くなりがちですが、毎月数万円で駐車場を借りることと比べると、長い目で見たときにコストパフォーマンスが高いとも言えます。

後から変更できないので、将来的なことも視野に入れて設計する

インナーガレージを建ててしまうと、その構造上、後からガレージ部分を広くしたり狭くすることは不可能です。そのため、将来的なことも視野に入れての設計が重要になります。以下のポイントをを事前に想定しておくと良いでしょう。

  • ・将来的に車を何台持ちたいのか
  • ・普段使っている分の他にもう一台分の駐車スペースを確保するかどうか
  • ・お子さんが増えたり、趣味が変わるなどで、大きな車が必要になり、幅や高さが必要になることはないか
  • ・車庫以外で使う用途はあるか

耐震面に不安が出るので建物の工法に注目する

インナーガレージがある住宅は、シャッター側の壁が大きな間口になります。住宅を支えるために重要な1階部分の壁や柱が、そのぶん少なくなってしまうため、耐震面に不安が生じます。そのため、耐震性を高める工法を用いることが重要です。

耐震工法のなかでも、特に注目したいのが、柱や梁そのものをお互いに剛接合して、強固な構造を作る「SE構法」です。剛接合された骨組みによって、柱の数が少なくても充分な強度を保てます。

SE構法による耐久フレームは、同じ木造の一般的な工法の耐力壁に比べると、壁強度が約3.5倍。独自開発の強靭な集成材とSE金物を組み合わせることで、木造でも鉄骨造なみの強度を誇っています。そのためインナーガレージ・ビルトインガレージのような大スパンの間取りが可能となるのです。1階に広いガレージのある住宅でも、耐震面が安全な建築が叶います。

※SE構法について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
Modula×SE構法

大空間のインナーガレージもSE構法なら安心

インナーガレージにすることで、都内で景観の良い、プライバシーや防犯性が高い住宅が実現します。さらに、趣味を楽しめる空間がつくれるため、車やバイクがお好きな方にとっては、まさに理想の住宅と言えるでしょう。

ただし、長く安心して住み続けられるように、耐震性を高める工法を選択することが重要です。SE構法であれば、住宅を支える柱や壁が少なくなるインナーガレージの住宅でも、耐震面において安全な家づくりが可能となります。

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