NEXTA MAGAZINE

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/ 2023.05.02

  • SE 構法

おしゃれなキッチンの背面収納選びのコツや引き戸についてなどを紹介!

キッチンまわりをスッキリ美しく保ちたいけれど、料理が好きでついついキッチン用品やカトラリーが増えてしまう…。そんなときは「背面収納」という選択肢があります。

都内でも開放的なリビングスペースを確保できるLDKスタイルは、近年人気の間取りです。しかしキッチンに物が散乱しないよう、常にキレイにしていないとならないなど、不便さを感じる方は多いかもしれません。

背面収納を有効活用することで、いつでもスッキリ片付いた、おしゃれなキッチンが実現します。この記事では、背面収納のデザインや設置のポイントなどを解説します。キッチンがメインの素敵な一軒家の実例写真もたっぷりご紹介しますので、理想の家づくりの参考にしてください。

キッチンの背面収納とは

一般的に、キッチンに立った時に背面に設置している収納が「キッチンの背面収納」です。近年は、カウンター付きキッチンやアイランドキッチンのような対面式キッチンを採用する住宅が増えています。

対面式キッチンのダイニング側に位置する、本体の背面に収納を設置しているケースがよく見られますが、その部分のことも背面収納と言います。

また、以前はキッチン上部にウォールキャビネットを設置するレイアウトが一般的でした。しかし、開放感を出すためにウォールキャビネットを設置しない住宅が増加しています。ウォールキャビネットがない分、キッチン本来の収納力を高めるために、背面収納は重要となります。

キッチンの背面収納のタイプ

キッチンの背面収納は、大きく分けて4つのタイプがあります。
・トールタイプ
・カウンタータイプ(二型タイプ)
・多機能タイプ(コ型タイプ)
・大型大容量タイプ
各種類の特徴についてご紹介します。

トールタイプ/大型大容量タイプ

※写真の施行事例について詳しくは以下のページをご覧ください
実績ギャラリー|Collection No.057【SE構法】Modula駒沢大学

キッチンの床から天井いっぱいまである、背の高い背面収納です。一面に収納できるため、お皿や家電など収納するものがたくさんある方におすすめです。

背の高い収納ということで、圧迫感が出るのではと心配される方もいますが、床から天井付近まで収納にすることで、壁のように見えるので圧迫感は感じられません。

カウンター部分がなく、全面に収納できるタイプであるため、収納力を求める方におすすめです。食器棚やスライド式の炊飯器置き場、吊り戸棚など様々な収納が充実しています。

大型大容量タイプにすることで、家電や食器類、食品、調理小物をバランス良く収納できます。

カウンタータイプ(二型タイプ)

キッチンの作業台ほどの高さで、ワイドなカウンタースペースを設けるタイプです。上部にウォールキャビネットなどの収納を設置しており、カウンター部分と組み合わせて設置しています。

正面から見ると、カタカタの「二」という形になっていることから二型ともよばれます。カウンタータイプは、作業スペースを広く確保できるため、調理や作業の効率を重視する方におすすめです。

二型タイプのカウンターがおしゃれな施工事例をもっと詳しくみたい方は以下のページをご覧ください。
実績ギャラリー|Collection No.060【SE構法】Modula奥沢

多機能タイプ(コ型タイプ)

広めのカウンターに収納棚を組み合わせた、機能性が高いタイプです。正面から見ると、カタカナの「コ」の形になっています。キッチン台の作業スペースが少ない場合や食器・家電などをバランス良く収納したいという方におすすめです。用途が幅広く、キッチンスペースが広く確保できなくても作業や収納が効率良く行えます。

キッチンの背面収納にカウンターのみ付ける場合

キッチンの背面収納として、ウォールキャビネットや縦の収納棚を付けずに、カウンターのみを配置するケースもあります。カウンター収納のみにすると、収納の高さがなくなるため圧迫感が軽減され、スッキリとした印象になります。

しかし、収納スペースが少なくなるという不安もあるでしょう。そのような場合は、キッチン本体の収納スペースを活用することで解決します。システムキッチンの下にも充分に収納スペースが設けられているので、作業スペースを確保しながら収納できます。必要以上に物を置きたくない方や掃除の手間を省きたいという方は、カウンターのみの背面収納を検討してみてはいかがでしょうか。

※上部に何もない、スッキリしたカウンタータイプでも、たっぷり大容量の背面収納を備えた施工事例について詳しくみたい方は以下のページをご覧ください。
実績ギャラリー|Collection No.056【SE構法】Modula松庵

キッチンの背面収納で引き戸は使いにくい?

※天井まである大容量の背面収納が贅沢な上の写真の施工事例をもっと詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
実績ギャラリー|Collection No.057【SE構法】Modula駒沢大学

キッチンの背面収納は、扉をスライドして開閉する引き戸を採用したレイアウトも人気があります。しかし、キッチンで引き戸は使いにくいのでは、と疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。

こちらでは、キッチンの背面収納で引き戸を採用した場合のメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

キッチンの背面収納|引き戸のメリット

キッチンの背面収納に引き戸を採用することで、次のようなメリットが生じます。

・床から天井まで大容量の収納スペースが確保できる
・使用しない時は扉を閉めて隠すことができる
・通路を塞がずに、物を出し入れできる

クローゼットのように広いスペースで、食器や家電などのキッチンで使用するアイテムを収納できます。
収納する物を扉で隠すことで、生活感を隠すことができ、来客時も目のやり場に困りません。

キッチンのスペースが狭くても、扉の開閉が楽になるため、開き戸よりも使い勝手が良いと感じる方も多いでしょう。

また、引き戸を全部閉めると他の壁と同化するため、色や素材にこだわりを入れてみるといった楽しみ方もあります。

例えば、曇りガラスやスモークガラスにするというケースも見られます。全体の雰囲気と合わせて、引き戸のデザインを決めるとよりおしゃれなキッチンが実現します。ただし、調理中に引き戸を開閉することもあると思いますので、水に強い素材がおすすめです。

キッチンの背面収納|引き戸のデメリット

一方で、キッチンの背面収納のデメリットもいくつか挙げられます。

・コストが掛かる
・引き戸に指を挟むリスクがある
・レールの溝にホコリやゴミが溜まりやすい

キッチンの背面全てに扉を設置するため、やはりその分のコストが必要となります。
引き戸だけで10万円以上は掛かると考えておいた方が良いでしょう。

引き戸に手をかけている時に、もう片方の引き戸を開閉してしまったり、急いで開閉して思わず手を挟んでしまうというリスクも想定されます。

特に、小さいお子様がいる家庭では注意が必要です。ケガのリスクを避けるためにも、ダンパーを取り付けることを検討しておきましょう。大きな凹凸がないにしても、引き戸のレール部分はホコリやゴミが溜まりやすいので、こまめな清掃が必要になります。

おしゃれなキッチン背面収納の選び方

アイランドキッチンとの一体感のある背面収納が美しい、画像の物件についてもっと見たい方は以下のページをご覧ください。
実績ギャラリー|Modula吉祥寺南町

一言で、キッチンの背面収納と言っても、トールタイプやカウンタータイプなど様々な種類があるとご紹介しました。

また、カウンターのみ取り付ける場合や引き戸を設置する場合など、あらゆるケースが考えられます。理想のおしゃれなキッチン背面収納にするには、選び方のポイントを抑えておくことが重要です。

こちらでは、おしゃれなキッチン背面収納の選び方を5つご紹介します。

使い勝手が良いか動線などを確認

キッチンは毎日使う場所ですので、使い勝手の良さや生活動線、家事動線を考慮したタイプを選定しましょう。

収納が多く、デザインが良くても不便さを感じると、せっかくの背面収納が活かされません。調理家電のようなサイズの大きいものを中心に、レイアウトをしていくとキッチン周りがより快適になります。

上の画像は、独立した背面収納が珍しいキッチンです。

背面収納の裏側は作業カウンターと収納棚になっています。対面にはパントリーやサブベランダへの出入口も。食品のストックや、ゴミの置き場所に困らない利便性と、おしゃれなデザインが魅力です。

※キッチンの背面収納をぐるっと取り囲む回誘動線が素敵なこちらの住宅について、もっと見てみたい方は以下のページをご覧ください
実績ギャラリー|Modula深沢Ⅱ

隠す収納か見せる収納か

背面収納は、隠す収納と見せる収納どちらにするかによって、大きく印象が変わります。収納部分全てに扉を付けると、生活感を隠すことができ、来客時にも役立ちますが、見えないからこそルールを設けないと探し物が増えてしまうでしょう。

一方で、扉は付けずに、あえて収納しているアイテムを見せるという収納方法もあります。見せる収納は、こだわりの家電や雑貨などのインテリアをおしゃれに演出できますが、生活感を隠したいという方にとってはデメリットに感じるかもしれません。

それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、隠す収納にするのか、見せる収納にするのかを選ぶ必要があります。

カウンターは必要か

カウンターの有無によっても、使い勝手やデザインが大きく変化します。キッチンスペースがあまり広くない場合は、複数人で使用する頻度が多い場合は、カウンターを設置すると作業スペースが確保できるため便利です。

ただし、カウンターの台の上は、物が散らかってしまう可能性もあります。機能性や空間の広さを考慮して、カウンターを設置するか否かを選びましょう。

引き戸か開き戸か

隠す収納とする場合、引き戸にするのか、開き戸にするのかを選ぶ必要があります。

引き戸にすると、狭いスペースでも簡単に開閉でき、開けっぱなしでも邪魔になりません。使用頻度が高いアイテムを収納することに向いています。

開き戸は、開けっぱなしだと邪魔にはなりやすいですが、引き出しに入らないようなサイズの大きいアイテムを収納できます。使用頻度が低い所の収納スペースにおすすめです。

デザインやインテリアを考慮する

キッチンを含め、部屋全体の雰囲気に合うデザインやインテリアを考慮することも大事なポイントです。

機能性を重視することはもちろん大事ですが、色やデザインを無視すると、キッチンだけアンバランスに見えるという後悔が生まれることもあります。

広々としたLDK、理想のキッチンを実現するModula

※カウンター型とトールタイプが一体になった、収納性抜群の背面収納も横長に設置すると、広々としたリビングの邪魔をしません。こちらの物件についてもっと詳しく見てみたい方は、以下のページをご覧ください。
実績ギャラリー|Modula吉祥寺南町

キッチンの背面収納には、背の高い「トールタイプ」やワイドなカウンターのある「カウンタータイプ」、収納棚やカウンターなど様々な機能を組み合わせた「多機能タイプ」、収納力の高い「大型大容量タイプ」があります。

他にも、カウンターのみとするか、引き戸で隠す収納にするかによって便利さやデザインが変化します。

お客様がイメージする「素敵なキッチン」「ひとつづきの広々としたLDK」。希望に寄り添ってご提案する、大興ネクスタのModulaなら、思い描いた理想の家が実現します。

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