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/ 2019.12.06

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注文住宅で失敗した100人に聞く!家づくりにおける注意点とは?

マイホームを建てるのは多くの人にとっての夢ですが、誰もが注文住宅における家づくりに成功しているわけではありません。家づくりはとても費用がかかるものなので、注文住宅で失敗してしまうととても後悔しますよね。

今回は、注文住宅で失敗した100人にアンケートを取りましたので、ここからどんなことで失敗したのかを紹介しつつ、そこから学べる家づくりの注意点をご説明します。これから注文住宅を建てようか検討しているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。

注文住宅で失敗した理由

今回、「注文住宅づくりで失敗や後悔を感じている部分はどこですか?」という内容で、注文住宅購入で失敗したと感じている方100人、20代~60代の人にアンケート調査を行ってみたところ、収納の問題、間取りの問題、明るさや風通しの問題、配線や水回りの問題、生活動線の問題、暑さ・寒さの問題、その他と答えていました。その中で最も高かったのは収納の問題で、次に間取りの問題、暑さ・寒さの問題と続いています。

 

注文住宅は住宅会社によってある程度規格が決められていることがあるものの、自由設計で自分の好きなように間取りや収納場所などを決めることができます。ある程度決められている規格であれば、間取りや収納場所などに困ることは少ないかもしれません。しかし、自分で全て自由に決められる自由設計の場合、家族で快適かつ便利な生活を送りたいがために要望をいくつも取り入れたいという気持ちが先行しがちです。

素人同然の人が理想的な家づくりを考えようとしてもなかなか上手くいかないことも少なくありませんし、将来的な変化のことも考える必要性があります。将来的に必要な収納場所や間取りの広さなど、工夫が足りないことが失敗や後悔の元になっているのではないでしょうか。

注文住宅で失敗してしまった理由

ここからはアンケート調査で多かった、収納の問題、間取りの問題、暑さ・寒さの問題に対して答えてくれたコメントをご紹介します。

 

・収納の問題

女性43歳「収納場所が点在しているので使い勝手が悪い。特に屋根裏は荷物の出し入れがしにくいので、クローゼットをもっと広くとればよかった。キッチン収納も動線が悪くて無駄な動きが多くなりがち。」

女性35歳「クローゼットが使いにくくて困っている。デットスペースが多くて、広さを活かせていない。」

 

・間取りの問題

女性52歳「一番後悔してるのは2階にトイレをつくらなかったこと。狭い家だし2か所のトイレ掃除も大変だと思い1階のみのトイレにしました。しかし家族の1人がインフルエンザやノロウイルスなどにかかった時は入るたびに除菌して2か所作っておけばよかったと思いましたし、中年になり夜中のトイレを1階まで降りるのは冬は寒くつらいです。」

男性36歳「子供部屋を可動式間仕切りで仕切るのを選んだのですが、隙間があるのでエアコンを使った時の室温が仕切った反対側の部屋に影響するのと、声や音が漏れ当然聞こえるので、普通に壁で仕切れば良かったです。」

 

・暑さ・寒さの問題

男性41歳「壁や天井に断熱材を入れるのをうっかり忘れてしまい、冬になると寒すぎて常に暖房をつけていないと、部屋で過ごせなくなってしまいました。」

女性50歳「最近の暑さは異常でもっと天井が低くて冷房が効きやすい構造にしとけば、冬も年をとって寒さがこたえるので、余暇暖房を設置すればよかったと思っています。」

失敗から学ぶ!家づくりのポイント!

ここからは先ほどご紹介した上位3つの失敗を踏まえ、家づくりのポイントを解説します。

 

・収納場所を確保するなら壁面積を考慮しよう

収納スペースを確保する上で大事なことは、床面積よりも扉や引き出しなどを出し入れする時に必要な壁面積を考慮することです。収納場所で失敗する人に多いのは、収納スペースの坪数ばかり気にしてしまうケースです。

これでは出し入れした時に引っかかってしまったり、出し入れしにくくなったりと様々な問題点が出てきてしまいます。これを防ぐには、およそ7㎡の壁面積を確保するのがおすすめです。

 

・間地櫓を決める時は優先順位を考える

間取りで失敗してしまう人に多いのは、全体のバランスを考えずにそれぞれの部屋を適当な広さに決めてしまうことです。部屋は広いに越したことはありませんが、全体のバランスを考えると冷暖房効率が悪くなったり、通路が狭くてすれ違う時にぶつかったりと様々な問題が出てしまいます。

間取りで失敗しないためには、どの部屋を優先して間取りを広くするのか、家具を設置した上で扉や引き出しを出し入れしても十分なスペースを確保しているかなどを重要視するのがポイントです。

設置したい家具家電のサイズを伝えるのはもちろん、敷地やライフスタイルに合わせた間取りにするのもよいでしょう。

 

・間取りを工夫して日が差し込む角度などを考慮しよう

近年は広い間取りでも高気密・高断熱によって暑さや寒さのバランスが取れてきましたが、それでも季節ごとに家に与える影響はあります。特に部屋が広いとそれだけ冷暖房効率が悪くなってしまうので、エアコンを設置する部屋は広ければいいというものでもありません。

暑さや寒さで後悔しないためには、熱気を逃がすように工夫できているか、部屋の広さに対応できるエアコンを設置しているか、室内に日差しや風がどのように入ってくるかなどを考慮する必要があります。

まとめ

注文住宅は自分達家族にとって唯一無二の理想的なマイホームになりますが、ポイントや注意点を押さえておかないと失敗したり、後悔したりしてしまうことがあります。注文住宅を建てる時は理想を踏まえつつ、本当にこの間取りで収納場所を確保できるのかなどを、設計士などに相談するのがおすすめです。

ポイントを押さえつつ注意点に気をつければ、理想的な住まいを建てられるのではないでしょうか。これから注文住宅の建設を検討しているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。

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