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/ 2019.08.23

  • 暮らし・住まい方

戸建ては新築と中古どっちがいい?実際に一戸建てを購入した100人にアンケート調査をした結果!

戸建てを買いたいと考えている方にとって、新築か中古は大きな悩みのポイント。
新築であれば、自分の要望を実現できる反面、費用がかかってきます。また、中古の場合は費用が抑えられる分、修繕が必要だったり前に住んでいた人のことが気になったりする方も少なくありません。
この記事では、戸建てを新築、中古で購入した方それぞれに取ったアンケート結果から、新築や中古で購入することのメリットやデメリットを紹介します。
これから戸建てを購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

■「戸建てを新築で購入した100人にアンケートした結果」

上の表は、新築で戸建てを購入された方100人を対象にしたアンケート結果です。
満足・やや満足と答えた方がほとんどですが、少しでも不満に感じている方の合計が14%という結果が出ました。
では、どういった点に満足し、何に不満を抱いているのでしょうか?
以下でメリットとデメリットに分けて解説してきますので、詳しく見ていきましょう。

●「戸建てを新築で購入するメリット」

まずは、新築で戸建てを購入するメリットについてご紹介します。アンケートに「満足」「やや満足」と答えた方の理由には、以下のようなものが挙げられました。

「新しいので、最新のシステムが導入されていること。(静岡県/25歳女性)」
「予算オーバーをしたのでそこだけが不満ですが概ね満足です。(山口県/48歳男性)」
「希望通りの立地で、予算内で戸建て住宅が購入できたから。(神奈川県/29歳女性)」

新築で戸建てを購入するメリットとして多かったのが「最新の設備を整えられる」こと。住宅の設備は最新であればあるほど、防音や断熱性に優れたり、機能美が光る設備が導入できたりします。
さらに、新築なのでリフォームなどの心配が少なく、維持管理費も低く抑えられることがメリットとしてあげられます。
また、新築の戸建ては自分たちの希望を叶えることができるのもポイントとなっています。
「広い庭がいい」「駐車場は大きくしたい」「日当たりのいい土地が良い」など、家の周辺に広がる環境からデザインまで、納得のいくまでこだわれるのが新築の魅力と言えます。
また、全てが新品であると住み心地も抜群です。綺麗な部屋に自分が望んだ空間が広がっているだけで十分に満足いくのでしょう。

●「戸建てを新築で購入するデメリット」

では、新築の戸建てを購入するとどういうデメリットがあるのでしょうか。
アンケートの回答には、住み始める前から気づいた点や住んでからわかったデメリットが挙げられました。

「新築物件だけにかかる税金負担など、予期していなかった費用がかさむこと。(群馬県/44歳男性)」
「初めて住む場所なので、近所の関係に不安がある。人間関係が一番怖い。(東京都/58歳女性)」
「住んでいるうちにここがこうなってたら良かったなどの、実際に住んで感じる不満が出てきた。(岡山県/55歳男性)」

新築の戸建てを購入するデメリットで目立っていたのが、「中古物件よりもコストがかかる」ということ。特に注文住宅を購入するとなると、その分費用がかさむ傾向にあります。
また、住む土地にこだわりすぎると、住み慣れた土地から離れることも少なくありません。
そういった場所で気持ちよく過ごせるかどうか、人間関係などで不安を抱える人もいます。自分たちが住む家のことばかりに目がいきがちですが、住む街の雰囲気や治安といった面にも留意しなければいけません。
そして、アンケートには「住んでからもう少しこうしたかった」という意見もありました。住居は実際に住み始めてみないとわからない点があるものですが、「せっかく建てたのに……」と後になって後悔することがあるようです。

■「戸建てを中古で購入した100人にアンケートした結果」

上では新築の戸建てを購入した方のアンケート結果をご紹介しましたが、中古物件にはどういったメリットとデメリットがあるのでしょうか。
アンケート結果を見る限り、満足・やや満足している人の合計は過半数を超えていますが、新築の場合よりも不満やどちらでもないと考えている方の割合が増えました。
基本的に安いというメリットが目立ちそうですが、中古物件に隠された魅力や欠点にも目を向けてみましょう

●「戸建てを中古で購入するメリット」

「とにかく安く戸建てを購入したい」と思われている方には中古の戸建てがお勧めと言えますが、中古の戸建てには安さ以外にもメリットがあります。どういったものがあるのかご紹介していきます。

 

「コストを低く抑えられる事と既に完成された状態で所有できるところです。(北海道/49歳男性)」
「リフォームすることで、場合によっては新築よりも安く買えること。(神奈川県33歳/女性)」
「既に物件が存在しているため、購入後の生活イメージを描きやすいという点です。(群馬県/29歳男性)」

 

国土交通省の調査によると、分譲戸建住宅と中古戸建住宅の購入資金を比較すると、1000万円以上の開きがあることがわかりました。浮いた1000万円を使ってリフォームすればほとんど新築のような空間で生活ができると考えている人もいるようです。
また、前に住んでいた人が住宅を購入後すぐに売りに出すと、比較的新しい設備が備えられていることもあります。建てられたばかりの物件があることは稀ですが、そういった掘り出し物のような感覚で住めるのは嬉しいですね。

新築の戸建てと異なり、すでに設備が整っていたり、生活のイメージをしやすかったりという点が中古の戸建てを選ぶポイントとなっています。
人が住むからこそ、自分が住むイメージが持てるのは大きなメリットと言えるでしょう。

●「戸建てを中古で購入するデメリット」

反対に、戸建てを中古で購入するとどういったデメリットがあるのでしょうか。

以下がアンケートから抜粋したものになります。中古物件を選ぶ際の注意点としてご確認ください。

「目に見えない部分の老朽化が分からないので、後で改修が必要になることがある(神奈川県/40歳男性)」
「やはり、最新式ではないので、使い勝手が良くないこと。(茨城県/59歳女性)」
「瑕疵担保免責などの契約条件しだいでは新築に比べて十分な保証が得られないおそれがあること。(茨城県/46歳男性)」

中古物件で気になるポイントといえば、家の修繕に関わる問題です。前にどんな人が住んでいたか分からないので、細かい部分でどれほど劣化が進んでいるか確認しづらいといったデメリットが多く見られます。特に古い物件であると、耐震がどれほど強いのかが安全面でも確認すべき点です。
また、家に備えられたシンクや家電なども最新式ではないことも多々あります。使い勝手の良さを感じにくい点もマイナスとして捉えられます。
回答者の中には、住居に欠陥があった場合でも売主に請求できない「瑕疵担保免責」について触れている方もいました。契約の際はどういった部分で保証があるのか確認しておきましょう。

●「戸建てを新築で買うか中古で買うか決めるポイント」

新築の戸建てを購入した人と、中古の戸建てを購入した人のそれぞれにアンケートを取って分かった「戸建て購入のポイント」をご紹介します。
新築か中古で購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

 

・予算を決めておく

新築の戸建てを購入するにしろ、中古にするにしろ、まずは予算がどれくらいあるのかが戸建て購入の重要なポイントになってきます。上でもご紹介しましたが、新築と中古の戸建てでは1000万円近くも違いがあることは少なくありません。
たとえ新築がベストだとしても、予算が合わない場合は条件に合った戸建てを購入することもできます。あるいは、予算に余裕があれば「どこまで設備にこだわるのか」といった内面に着目しても費用を抑えられます。
また、戸建てといっても「注文住宅>建売住宅>中古住宅(リフォーム済み)>中古住宅(クリーニングのみ)」といった順で価格にも違いがあります。
「予算に合わせた戸建てがどれに当てはまるのか」という視点を持つことも重要です。

 

・将来を見据えた収支のバランス

新築の戸建てを購入した方の多くが満足しているようですが、お金の面での心配が目立ちます。ローンを組んだとしても、「きちんと支払いができるかどうか不安」と答える方もいました。
家族と住むのであれば、

①仕事を転職することになっても住み続けられるか
②人生設計を立てて、ローン返済の見込みがあるか
③返済できない場合は戸建てを売却できるか

といった面にも目を向けなければなりません。
また、新築であっても住み始めてからリフォームしたくなる場合もあります。そういった場合でも資金に余裕があることが不安を取り除く材料になるでしょう。

 

・瑕疵担保があるかどうか

新築の戸建ての場合は欠陥があれば補償がありますが、中古の戸建てだと補償がないことも少なくありません。けれど、補償がない中古物件だと、比較的安く購入できるのも魅力的でしょう。
比較的新しい中古の戸建てでも、誰がどのように使っていたのか見えない点が気になるところ。
できるだけ費用を安く抑えたい場合は中古の戸建てに欠陥がないか、十分に確認しておくことが欠かせません。瑕疵が担保されていなければ、戸建てを購入してから見つかった問題にも言及できません。くれぐれも中古物件を購入する際は注意してください。

 

・住み心地の良さ

「住んでみないとわからない」ということもありますが、戸建てが建つ、あるいは建っている場所の住みやすさに着目するのも戸建て購入のポイントです。職場から自宅までのアクセスや、町の治安の良さ、子どものいる家庭では学校の雰囲気なども検討しておいて損はないでしょう。
例えば、車が好きの方がガレージの大きい戸建てが欲しくて、土地の広いところに住んだとしても、近隣住民から騒音などの苦情が出れば、住み心地が良いとは言えないでしょう。
戸建てを販売している担当者にも確認したり、気になった戸建てがあれば何度か通ってみたりすれば、町の雰囲気がつかめるかもしれません。

●まとめ

「住むならやっぱり新しい戸建てがいい!」と思われるかもしれませんが、この記事でご紹介したように、新築の費用はかなりのもの。
だからといって安易に中古の戸建てを購入すると、修繕やリフォームなどで予想外の出費が出てくるかもしれません。
「絶対に新築が良い」とも「無難に中古が良い」とも言えませんが、重要なのは「自分たちが納得して住めるかどうか」です。
新築も中古もメリットとデメリットがありますが、設計の段階から家族とよく話し合ったり、中古物件をつぶさにチェックしたりと、あらかじめ十分に確認しておくことでデメリットを解消できることもあるでしょう。
家族と落ち着いて暮らせる戸建て。今回の記事を参考に、ぜひ納得のいく夢のマイホームを手にしてください。

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