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/ 2019.08.30

  • 暮らし・住まい方

マンションは新築と中古どっちがいい?購入した100人にアンケート調査をした結果!

マンションは新築と中古どっちがいい?購入した100人にアンケート調査をした結果!

「家族と暮らすなら新築のマンションがいい!」と考える方は少なくありません。けれど、実際に新築のマンションを購入しようと物件情報を確認したら、「高くて手が出せない……」ということもあるでしょう。中には費用を抑えるために中古を選ぶ人もいますが、どっちが良いのでしょうか?

この記事では、新築・中古を購入された方にアンケートを取り、実際に購入してから感じたメリットやデメリットをご紹介します。

これからマンションの購入を検討されている方は必見です。

■「マンションを新築で購入した100人にアンケートした結果」

まずはマンションを新築で購入された100名にアンケートを取り、そこから分かるメリットやデメリットをご紹介していきましょう。

満足・やや満足と回答された方の合計が79%である一方、やや不満・不満と答えた方は10%ほどでした。

高いけど、設備が充実しているイメージがある新築のマンションですが、実際のところはどういったメリットやデメリットでしょうか。

●「マンションを新築で購入するメリット」

マンションを新築で購入するメリットとして、以下のような回答がありました。

 

「新築ならキッチンや浴室も新品で、誰にも触られていないのが良い所です。(栃木県/56歳女性)」

「中古物件よりも住宅ローンの控除額や補助金の額が多いこと。(東京都/35歳女性)」

「家賃を払うことを考えれば、その分をローンに回すことで不動産という資産を持つことが出来るのがメリットです。(東京都/53歳男性)」

 

アンケートの回答とその理由を見てみると、新築のマンションで特に目立つメリットが「新しい家に住めること」でした。外観から共同玄関、室内の設備に至るまで、全てが新品であるため、清潔感も抜群。また、マンションであることのメリットとしてセキュリティ面が充実していることもメリットです。そのほか、断熱ガラスや床暖房、LED照明など快適さが際立っています。

また、資産の面でもメリットが挙げられていました。地域にもよりますが、住宅ローンの控除額や補助金の額が中古のマンションよりも多いので、長期的に見てメリットと捉えているようです。

さらに、「資産」として新築マンションを所有する観点も見逃せません。登録免許税や固定資産税などが安くなる場合もあるので、中古よりもプラスと考えられています。

●「マンションを新築で購入するデメリット」

次に新築マンションを購入することでのデメリットを見ていきましょう。不満を感じている方はわずかですが、人によって気になるポイントが異なるので、ぜひ参考にしてください。

 

「出来上がってから入居するのでなければ、実際にどのようなマンションなのかが分からないところ。(京都府/38歳女性)」

「マンション購入を決めた時に、それ以外にも駐車場代など色々と金額が上乗せされることを知らなかった(埼玉県/35歳女性)」

「転勤などライフステージの変化に伴った対応が賃貸物件よりも難しいという点、支払いの負担が継続的に発生する点です。(神奈川県/48歳男性)」

 

新築のマンションを購入しても、住むまで分からないところが「室内の実際の雰囲気」です。実際に住んでみると、「思っていたよりも日当たりが悪かった」なんてことも珍しくありません。新築で完成まで中が分からないというのは、想定外のデメリットとなる可能性があるのです。

また、新築だからこそ費用が高くなるのは承知の上で購入に踏み切っても、駐車場代や管理費、共益費などで出費がかさむことも悩みのポイント。あらかじめ予想はしていても実際は予算をオーバーすることもあるので、新築マンションの購入の際は、余裕を持つことが欠かせません。

そのほか、支払いの負担が精神的にのしかかってくることもあります。特に転勤や転職などのタイミングが来ても、簡単にはいかないでしょう。

十分な将来設計が必要となる新築マンションの購入には、このようなデメリットがありました。

■「マンションを中古で購入した100人にアンケートした結果」

新築のマンションを購入された方にメリットとデメリットを調査しましたが、中古マンションの場合はどういったメリットとデメリットがあるのでしょうか。

基本的にはマンションの購入に満足しているようですが、新築よりもやや不満・不満と回答された方の割合が高くなっています。

では、以下で詳しく見ていきましょう。

●「マンションを中古で購入するメリット」

中古でマンションを購入された方はどんなメリットを実感しているのか、下記のアンケート結果をご覧ください。

 

「価格的に負担が少ないこととすでにある物件なので事前の確認がしっかりできること(福岡県/43歳男性)」

「安いのが一番で、前に住んでいた人が使いやすいようにリフォームされていて住みやすいです。(福井県/39歳男性)」

「新築に比べ価格が安い点、すぐに入居できる点、物件が豊富にある点です。(千葉県/41歳男性)」

 

新築のマンションと違い、中古であれば購入前に部屋の確認ができる点がメリットとして挙がりました。防音はどれほどしっかりしているか、日当たりはいいかなど、部屋に入ってみないと確認できないポイントはいくつもあります。暮らすためのイメージがしやすい点がメリットとして多くあります。

中には、前に住んでいた人がリフォームをしていたために、住み心地が良かったという方もいます。全ての物件でリフォームされていることはありませんが、築年数がある程度経っていても室内が綺麗な状態であれば、お得感も違います。

また、中古マンションのメリットは物件の豊富さにあります。部屋の雰囲気から立地条件まで幅広い選択肢の中から気に入ったものを購入できるのは嬉しいポイントですね。

●「マンションを中古で購入するデメリット」

中古のマンションのメリットに対して、デメリットもあります。中古は安い分、築年数や設備の古さが気になりますが、実際に購入された方はデメリットとして何を挙げたのでしょうか。

 

「内装のデザインが古いことと、最新の耐震基準を満たしていない部分があること。(愛知県/39歳女性)」

「すでにコミュニティが出来上がっていたりして、新参者は入りづらい部分もある。(岡山県/40歳女性)」

「修繕積立金を支払っていますが、新築からの年数ではないためにすぐに修繕時期が来てしまうことです。大規模修繕実施後には、修繕積立金の金額が現在より大きく上がるという話があり、その点がやや不安です。(神奈川県/38歳女性)」

 

やはり、中古のマンションを購入すると、内装の古さや耐震面で納得のいかない方が多くいました。リフォームをすれば改善できますが、費用やある程度の期間も必要になってくるので、そのまま住み続ける方も少なくありません。

また、住む前は気にしていなくても、マンションという特徴から、すでに出来上がったコミュニティに入りづらいと感じる人もいます。中には組合に参加する必要もあるので、「住むとどういうことがあるのか」を事前に確認をしておく方が良いでしょう。

そして、新築と中古に共通しますが、費用の面では修繕積立金も出費の一つ。特に中古の場合は経年劣化から修繕が必要になるタイミングも早く、積立金の額が上がる可能性も注意すべき点です。

●「マンションを新築で買うか中古で買うか決めるポイント」

新築・中古のマンションを購入した方を対象にアンケートを取り、それぞれのメリットとデメリットを解説しました。実際にマンションを購入する際は、どういった点に注目すれば良いのでしょうか。

ここでは、マンションを新築で買うか中古で買うか迷っている方に、選ぶ際のポイントをご紹介します。

 

・家族と妥協点を話し合う

引っ越しでもそうですが、新築か中古のどちらが良いのか意見が分かれます。どちらも一長一短あるので、一緒に住む家族が「中古でも安い方が良いのか」、「設備の整った新築が良いのか」などを話し合うことが重要です。

たとえ、費用を抑えようと中古のマンションを購入したとしても、許容範囲内でリフォームを行えば住みやすさも改善されます。また、新築であれば充実した設備が揃っているので、新たに準備する手間が省けるのがポイント。

特に資金の面で余裕があるのであれば、購入できるマンションの選択肢も増えます。

新築や中古だけでなく、立地などの周辺環境なども住みやすさに影響するので、家族で話し合ったり、知人や友人の意見を聞いてみるのも良いでしょう。

 

・必要な出費の概算を出してみる

新築にせよ、中古にせよマンションを購入するのに勢いで進める方は少ないでしょう。また、夫婦が共働きの家庭だとしても、奥さんの出産や旦那さんの転勤など、収入が少なくなるタイミングが来ることは十分にありえます。

将来設計を描いた上で、ローンを払い続けられるかを考えてみましょう。

もし不安がある場合は、新築でも比較的安いマンションを購入したり、中古で住みやすい物件を選んだりと、選ぶ際の判断材料になります。

注意点としては、新築であれば固定資産税が半額に軽減されることが挙げられます。

詳しくは分からない方も多いので、気になる物件があれば不動産会社に資産を出してもらったり、不明点を確認してみたりしても良いでしょう。

 

・物件のイメージと確認が必要

新築のマンションを購入するデメリットにもありましたが、未完成の時にマンションが販売されることも多々あります。モデルルームなどである程度の内装や設備、間取りなどを確認できますが、実際に住んでみると日当たりや眺望などイメージと異なる点が出てくることがあります。

また、中古マンションの場合でも確認すべきポイントがあります。中古のマンションにどんな人が住んでいたのか、特に水回りなどは劣化が早く、「購入してからすぐにリフォームする必要があった」という方も少なくありません。

新築と中古で確認すべき点が違ってくるので、まずはどちらを購入するか決めてから、マンションを確認する際のチェックリストなどを作っても良いでしょう。

 

・安心できるかどうか

住宅選びのポイントとして共通していますが、「購入するマンションが安心できるかどうか」も選ぶ際のポイントとなります。たとえ新築のマンションだとしても災害があった際の被害予想地域を示すハザードマップを見ると、リスクが高いこともあります。また、中古のマンションであれば、耐用年数がどれくらいあるのか、最新の耐震基準を満たしているのかも確認しておきましょう。

さらに周辺の環境も住みやすさに関わってきます。職場や学校へのアクセスだけでなく、隣人との関わりがどれほどあるのかなども安心して住めるマンションとしての基準にしても良いですね。

●まとめ

マンションの購入を検討していても「新築と中古、どっちにしよう……」と迷われる方は数多くいます。

この記事で紹介したように、どちらにもメリットやデメリットがあります。自分や自分の家族がどういう暮らしを得たいのかという点に注目して、納得のいくマンションを購入することがベストです。

アンケート結果を見ても、新築でも中古でも購入された方は、満足している方が多く見られます。物件ごとにどういうデメリットが考えられるのか、そのデメリットを「改善できるか」あるいは「受け入れられるか」なども視野に入れておきましょう。

他の人が気になるポイントも、自分にとっては気にならないポイントであったり、改善できたりします。購入してから後悔しないよう、事前に確認してから実際に購入へと踏み切ってみてはいかがでしょうか。

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