人と住まいのコラム
「不動産のギモン」が紹介するマイホームにあると便利な設備

マイホームにあると便利な設備とは?

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不動産のギモン

日本の住宅事情は日々進化しており、便利で機能性溢れる設備が新たに生み出されています。 その中でも暮らしの快適性にダイレクトに反映される室内の設備が充実していれば、自然と日ごろの生活の質も向上することは間違いありません。それでは、暮らしにおいてどんな設備があれば、快適さが増すのでしょうか。今回は、家選びの際に参考となるマイホームの設備について考察します。

これだけ進化した現代の住宅設備

現代の住宅設備は著しく進歩しており、費用をかければその人の生活にマッチした設備を選択することができます。たとえば、夜間や時間のないときなど、洗濯物を早く乾かしたいときに重宝する「浴室乾燥」や、深夜であっても気兼ねなく洗いものができる静音設計の「システムキッチン」といった設備は、夜勤などで夜遅くまで仕事をしている社会人や、共働きの夫婦には最適と言えるでしょう。

また、設置しておくと便利なのが玄関付近の収納スペースです。これがあると、出かけるときにサッと着たい上着をかけておけるだけでなく、捨てる予定のゴミをあらかじめ置いておくこともできるため、日々の生活を楽にしてくれるのは間違いありません。同様に玄関付近に蛇口を設置しておけば、帰ってすぐに手を洗うことができます。イタズラ好きなお子様がいる家庭では、そうした住宅設備の少しの工夫で家の中を清潔に保ちやすくなるでしょう。

他にも現代の住宅設備には、防犯と節電の両方に役立つ「人感センサー付きライト」、部屋全体を暖めることができる「床暖房」、室内に日差しを入れず日焼けを防ぐこともできる「シェード」などの非常に便利な設備が存在します。生活の質を少しでも高めていこうと考えるのであれば、便利で機能的なこれらの設備が整っている家を選択すべきでしょう。

必ずしも「設備の充実=快適」とは限らない

現代の住宅設備が快適な生活を提供してくれることは間違いありませんが、だからといって選択できる設備すべてを住宅に導入すればいいというわけではありません。たとえば、大量の収納スペースを設けても、しまっておく荷物を所持していなければ、そのスペースは宝の持ち腐れです。利用頻度が低い部屋に床暖房が完備されていてもあまり意味がなく、設備が整っているだけでうまく活用できていないという状況に陥ります。

また、いくら人気のある最新の設備を導入しても、使い方が分からなかったり、使うのにいつも戸惑ってしまったりするようでは、生活するうで快適な環境とは到底言えません。このように、快適な生活を手にするためには、費用をかけて手当たりしだいに設備を充実させていくのではなく、自分や家族のライフスタイルをしっかりと考慮して設備を選んでいく必要があるのです。

そのため、まずはショールームなどでその設備がどのような機能を持っているのか、どのような面で役立つのかについて、よく確認してから導入を考えていくことをおすすめします。どんなに便利で先進的な設備だとしても、使わなければ費用の無駄になってしまうことを肝に銘じておきましょう。

暮らしに合わせた設備の選択が重要

日々進歩している建築技術は、住宅設備においても驚くほどの充実を提供してくれています。防犯などの安全性、快適な暮らしを実現する利便性、少ないエネルギー量で済む省エネ性など、さまざまな面で優れた設備を導入することは、快適な住まいにとってもはや欠かすことのできない要素でしょう。

ただし、ここで重要なのは本当にわが家にとって必要な設備であるかを家族で話し合い、取捨選択することです。なぜなら、その設備が本当に暮らしの役に立つかはそこに住まう人次第だからです。また、検討する際には現時点ではなく、少し先の家族構成やライフスタイルを考慮しておくことが大切になります。先を見越して設備を導入していけば、将来的に不便を感じることもなく、長きにわたって快適な生活を送ることを実現できるでしょう。

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