予防2019.02.01

住まいの予防「結露」

暖かい空気中に含まれている水蒸気が、冷たいものの表面に触れる事によって水滴が生じる現象が結露です。

例えば、冬の電車のガラス窓が曇ってしまうのもこのためです。

車内の水蒸気が、外の冷たい空気で冷やされたガラスの面で凝結しているのです。

この現象が、住まいの中でも起こります。

壁の表面などに発生した結露(表面結露)は、放っておくとカビの原因となり家具などを汚損します。

また、壁の中で結露(内部結露)すると、木材を腐朽させる原因ともなり、住まいの耐久性に大きく影響します。

  

 

【結露の対応】

・水蒸気の発生をできるだけ抑えてください。

・通風、換気を心がけましょう。

・各部屋の温度差をできるだけなくしましょう。

・結露はシミの原因になります。日頃から壁にシミなどがないかよく気をつけて下さい。

    

【居室】

・室内に洗濯物を干す事はできるだけ避けましょう。

※洗濯物が乾く時に多量の水蒸気が発生します。やむをえない時は、エアコンで除湿したり、窓を開けて水蒸気を外に逃がします。

・冬場の閉め切った部屋に大人数集まるときは、十分に換気をしましょう。

※相当の水蒸気が発生します。鍋物などするときは特に注意が必要です。

・窓ガラスやサッシのアルミ部分に水滴がついているような時は、こまめに拭き取りましょう。

・タンスなどの家具を置く場合は、壁から5~10cm離して通風を心がけましょう。

 

【浴室】

・入浴中はもちろん、入浴後もしばらく換気して、天井や壁などの水滴が残らないようにしましょう。

・戸はいつも閉めて、他の部屋に湿気をもらさないようにします。

 

【収納・押入】

・頻繁に戸を開けて換気をします。

・内部の空気がよどみがちなので、スノコを壁と床に置き空気の循環をよくしましょう。

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