シロアリの被害には、「予防」が何よりも重要です。
被害のないうちの処理が大切な住まいを長持ちさせます。
シロアリの特徴
・住まいに被害を与えるシロアリには主としてヤマトシロアリとイエシロアリの2種類があり、いずれも湿った木材を好みます。
・木材が腐朽すると、菌によって分解された成分の中に、シロアリを誘引する物質が多いため、そこがシロアリの被害を受ける可能性が高くなります。
・イエシロアリは自ら水分を運ぶ事ができ、被害が小屋裏にまで及びます。また、日光や外敵を避けるため、木材の外側を薄く残して食べていくので内部が完全に空洞になっても外から見ただけでは分かりません。
・被害を受けやすいのは、床下や水まわり周辺の湿気が多く比較的暖かいところです。この周辺にかんな屑や木片を残さないようにしましょう。
シロアリの生態と見分け方
シロアリは女王と王を中心として多数のシロアリで集団(コロニー)を形成して、高度な社会生活を営んでいます。
シロアリは4月~5月頃、巣から羽アリが生殖のため群飛します。群飛後、オスとメスがカップルとなって巣を作り始めます。オス、メスは王・女王となり、交尾・産卵を繰り返します。卵から孵った幼虫は雌雄両性ですが、成長するにつれて巣を作る作業等を行う職蟻、外敵と戦う兵蟻に分化します。巣が大きくなってくると生殖階級である、ニンフ(羽アリの前段階)が発生し、羽アリとなり群飛します。
住まいの現状を確認
「一つでも当てはまる」「そういえば最近気になるかも…」という方は、お早めに点検をご利用ください!!
シロアリの被害は想像以上のもので、火災による被害額に匹敵するものといわれています。光を嫌うシロアリは、木材の内部を食害するため、目につかないところでどんどん被害がすすんでいきます。「わが家は大丈夫!!」と思っている方も一度点検をおすすめいたします。