人と住まいのコラム
「家づくりのホンネ」が紹介する安全に住まううえでチェックしたい防犯対策

安全に住まううえでチェックしたい防犯対策

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家づくりのホンネ

どんなに立派な家を購入したとしても、セキュリティ面に問題があり犯罪被害に遭ってしまうとしたら、それは安心・安全の住環境とはいえません。 家族の命や資産を守り、安全に暮らし続けていくためには、防犯対策についてこだわりを持つべきでしょう。では泥棒などの犯罪者から大切なわが家を狙われないためにする工夫とは、いかなるものでしょうか。

家族の幸せを台無しにする犯罪者の魔の手

日本で発生している侵入窃盗の件数は年々減少傾向にありますが、それでも警察庁の発表によると2015年の侵入窃盗発生件数は46,091件にものぼります。単純計算で考えても、日本全国で1日に約126件の侵入窃盗が発生していることになります。このように住居への侵入の犯罪は身近であり、自宅が犯罪者のターゲットになる可能性を秘めているということを忘れてはなりません。

実際に侵入窃盗の被害を受けてしまうと、それまで築いてきた家族の幸せを一瞬で奪われてしまう恐れがあります。生きていくうえで大切な財産を奪われてしまうだけでなく、最悪の場合、家族にも危害が及ぶ可能性があるのです。取り返しのつかない事態に陥らないためにも、家の防犯対策をしっかり講じておくようにしましょう。

重要になる犯罪発生率が低いエリアの選定

住居における防犯対策を行うことも重要ですが、家を購入する前に気をつけるべきこともあります。それは住居のエリアの選定であり、特に「犯罪発生率が低いエリア」をきちんと見極めて土地の選定を行うかどうかということです。犯罪発生率の低い治安のいいエリアに家を建てることによって、それだけで犯罪に巻き込まれる可能性を減らすことができるのは間違いありません。

たとえば東京であれば、中央区、千代田区、文京区といった都心部の地域や、城西エリア(新宿区、渋谷区、世田谷区、杉並区、中野区、練馬区)、城南エリア(港区、品川区、目黒区、大田区)が閑静な住宅地があるエリアとしておすすめできます。住宅地においては犯罪発生率も比較的少なく、東京23区内においても非常に人気が高いエリアです。

ただ、新宿区や渋谷区、港区などは治安のよくない繁華街のというイメージが強いかと思います。ただ、それは商業エリアが多く存在する街中での事件がほとんどであり、繁華街から離れた閑静な住宅街のエリアでは、犯罪率はそれほど高くありません。むしろ新宿区や渋谷区、港区といったエリアのほうが都内でも一等地と呼べる地域も存在するだけに、同じ区内でも地域による犯罪率の違いもしっかりとリサーチしておくことをおすすめします。

マイホームには犯罪者を寄せ付けない工夫を

犯罪は未然に防ぐことが重要であり、住居侵入、強盗などの犯罪を防ぐためには犯罪者心理を学んだうえで、「侵入経路の隙のない建物構造にする」「死角となる部分を極力減らす」など犯罪者に毛嫌いされる対策を講じることが不可欠です。さらに窓やフェンスをしっかり防犯に気を使った仕様にすることで、さらに犯罪者から狙われる可能性を低くすることができるでしょう。

また、防犯カメラやライトの設置などはそれだけで犯罪者を牽制できるため、費用はかかるものの安全を考えるのであれば検討する価値はあります。しっかりと防犯を意識したエリアや立地の選定をしたうえで、マイホームに犯罪者を寄せつけない工夫をすれば、住居侵入などの犯罪の脅威にさらされる可能性も低くなります。大切な家族を守り、安心・安全な暮らしをするためにも防犯対策を怠らないようにしましょう。

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