人と住まいのコラム
「住まいへのオモイ」が紹介する間取りの可変性が魅力のスケルトン・インフィル住宅

間取りの可変性が魅力のスケルトン・インフィル住宅

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土地選びのキホン

日本の木造住宅の寿命は平均して30年ほどと言われています。これまでは住宅が古くなった場合、手放すか取り壊して建て直すことが主に検討されてきました。 しかし、近年では長く安心して住める長期優良住宅に注目が集まってきており、購入したマイホームを大切にする気運が高まってきています。大興ネクスタの手掛ける「モデューラ~Modula~」には、75~90年と3世代にわたり過不足なく過ごせる住まい創りを考え、家族構成の変化に合わせて間取りを変えられる「スケルトン・インフィル」の概念を導入しています。

構造躯体と内装を分離できるスケルトン・インフィル住宅

スケルトン・インフィル(Skeleton-Infill)とは躯体や基礎、外壁などの構造部分である「スケルトン」と内装や設備、仕切り壁である「インフィル」を分離して設計する考え方です。双方の頭文字をとってSI住宅と呼ばれています。もとはオランダで生まれた概念であり、建物の構造部分と内装を分けて設計することにより、後から間取りを自由に変えることを利点としています。

スケルトン・インフィル住宅では、柱と梁を剛接合する強度の高い骨組みによって建築を支える手法であるSE構法を採用しています。丈夫で耐久性の高い枠組みをつくることで、スケルトン部分だけでも高い安全性と耐震性を確保できる点が特徴です。そのため、柱や間仕切り壁の少ない開放的な室内空間を実現できることにプラスして、内装や設備に当たるインフィル部分に可変性を持たせることを実現。住まう方の将来を意識した間取り設計を可能にしました。

スケルトン・インフィルの概念は、従来までマンションなどのRC構造に多く採用されていましたが、近年では木造住宅にも採用されることが多くなりました。大興ネクスタの手掛ける「モデューラ」は、構造躯体と内装・設備などを分離して設計したスケルトン・インフィル住宅です。新しい住宅の概念を取り入れることによって、住まう方の快適性を追求しています。

SI住宅は家族構成に合わせて間取りを変えられる

最新技術の導入によって構造躯体の寿命が延びたとしても、長く同じ家に住み続けることでいくつかの問題点が出てくるものです。その最たる例が家族構成の変化や内装の経年劣化などが挙げられます。そうした暮らしにおける住まいへのニーズの変化に対応するために、モデューラには、間取りの可変性があるスケルトン・インフィルの概念を取り入れられています。家がただの建築物ではなく、時間の経過とともに家族の心と和を育む中心であり続けることを目指した結果です。

スケルトン・インフィル住宅は家族構成の変化に合わせた可変性が最大の魅力であり、子どもの成長に合わせて部屋の仕切りを外したり、逆に2つの部屋をつなげたりすることもできます。子どもが独立した後は夫婦で暮らしやすいように、洋室を和室にするなど2人のライフスタイルに合わせた間取りに変更するのもいいでしょう。両親と一緒に住むことになった場合でも、二世帯住宅で介助をしやすい室内空間の実現も可能です。

SI住宅で世代を超えて住み続けられる家を目指して

スケルトン・インフィル住宅は住む人のニーズに合わせた間取りの変更や、SE構法による耐震性と合わせて75~100年にわたって住み続けることも不可能ではありません。住宅を長期にわたって住み続けるために必要な基準をクリアすれば、平成21年に施行された「長期優良住宅」の認定取得も可能です。世代を超えて長く住み継げる家である以上、一般的な住宅よりも寿命が長く、資産価値を維持し続けることができます。

家族構成や生活スタイルの変化に合わせて長く暮らせる住まい創りをしているモデューラには、従来の住宅にはない付加価値があります。いつの時代でも通用する唯一無二の価値を求めて、次世代につながる住宅へのこだわりの追求をこれからも続けていきます。

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